漢方治療

抗がん剤の副作用でお悩みの方

抗がん剤はがん細胞だけでなく、正常な組織もダメージを受けます。その結果、免疫力の低下、白血球や血小板の減少、貧血、食欲低下、下痢、吐き気、脱毛などさまざまな副作用が起こります。

 

副作用を抑える抗がん剤治療も進歩してきましたが、まだまだ十分とはいえません。初めは副作用が出なかった方も抗がん剤による体のさまざまな機能の低下により、徐々に副作用が出てくることもあります。そこで、漢方薬により体の低下した機能を補修、修復し、副作用を軽減させるという治療を行っていきます。もともとの治癒力を引き出すことによって、

結果、副作用を軽減させるというわけです。

 

副作用は人によりさまざまですので、症状により処方を変えます。

また、免疫力をアップさせる漢方薬などを用いることで、副作用の緩和が期待できます。

 

最近では個々の患者さんに応じた『オーダーメイドのがん治療』を目標とした研究が盛んになってきています。西洋医学と東洋医学は異なったアプローチ方法ですが、うまく融合させることにより、少しでも副作用が軽い治療を進めていけるようお手伝いできたらと思っております。